健常者でも徘徊したくなる時はあるのは当然

健常者

時々徘徊したいなと思った事はありませんか。私はあります。たとえばイライラが募ったときです。家の中にじっとしていても何だか気分がもやもやとしてしまうだけですので、意味もなくふらりと散歩に出かけたりするのです。

目的も持たずに散歩に出かけることで、普段は目に止めることのなかった景色やお店を発見できたりするとだんだんと気持ちが落ち着いてきたりするのです。

ですから認知症の患者さんが徘徊したいという気持ちは全く理解できないわけではありません。認知症の患者さんが徘徊行動に出るのはそれなりの理由があるからです。

一つは不安やストレスです。認知症の症状がすすむと時間や場所を認識することが難しくなってきます。すると突然大きな不安にかられてしまっていてもたってもいられなくなるのです。

そして外に徘徊することで自分の落ち着ける場所を探したり、不安を消そうとしたりするのです。
(参考:徘徊していても無事に帰って来れば問題は無い

また認知症にかかると直近の記憶が薄れてしまっても、昔のことは鮮明に覚えていたりするのです。若い時の楽しい記憶がよみがえってきてその場所にまた行きたいと考えるようになります。

そこで徘徊をして自分の育った家や職場を訪れようとしたりするようになるのです。徘徊が認知症患者のストレス解消になっているとはいえ、それを見守る家族は大変だと思います。

認知症患者ではない人が徘徊するのとは違って、自分の家に帰ってくる事が難しくなってしまうからです。

認知症患者の徘徊行動を抑えるための手段としては、不安を少しでも解消するために楽しめる趣味を見つけたり、デイサービスに参加して仲間を作ったりすることも有効手段の一つだと言われています。